日割り(ひわり)
引っ越した時の電気代や携帯を解約した時など、日常生活でも良く耳にする言葉です。
IT業界では、月途中で入場した場合の精算方法の事を言います。
基本的な計算方法
月額単価×(稼働予定日数÷平日の日数)で求められます。
※シフト勤務は平日の数ではなく、一か月の日数(30日や31日など)で割る事が多い
わずかですが計算方法によって金額が違ってきますので、自社のルールと客先のルールを良く確認した上で、上司や経理に相談して決定しましょう。(基本的には客先に指定してもらった方が振込金額が違うなどのトラブルも避けられスムーズですが)
日勤・平日勤務の計算例
月額単価50万 平成30年5月15日入場 の場合
500,000円×稼働日数13日÷平日の日数21日=309,500円(100円未満切り捨て)
※稼働日数と平日の日数はカレンダーを見ながら数えてください。
シフト勤務の計算例
月額単価50万 平成30年5月15日入場 の場合
500,000円×17日÷31日=274,100円(100円未満切り捨て)
※ここでは入場日以降の日数を一か月全部の日数で割っています。
※この計算式の方が請求金額が低くなってしまいますね
精算幅の計算方法
ここまでで月の基準となる単価は出せましたが、このままでは超過控除の計算が出来ません。ちょっと複雑になりますが、続いて精算幅の出し方を説明します。
月額単価50万 精算幅140h-180h 平成30年5月15日入場 の場合
先ほど数えた日数(13日÷21日)を上限と下限にそれぞれ掛けて計算します。
下限
140h×(13日÷21日)=86h(1時間未満切り捨て)
上限
180h×(13日÷21日)=111h(1時間未満切り捨て)
結果、月額単価309,500円、精算幅86h-111hとなります。
(1日8h勤務だとした場合、13日稼働すると104h労働で、超過控除無しになります)
この式に実際の精算幅を当てはめて計算しましょう。