みなさん今日も常駐先でのお仕事お疲れ様です。
ここでは客先常駐で働いている人が退職したくなった時の手順について説明します。
退職したい理由別 対策方法
大体の場合において転職はリスクになりますので、まずは今の会社で不満が解決できないかを考えてみましょう。
普通の勤め人と違い、現場を変えてもらえる事が常駐で働いている人の大きなメリットです。
給与に不満がある
まずは営業や人事、直属の上司に相談しましょう。すでに相談していて変化がない場合は
「以前から相談していますが、○○月までに○○円以上の昇給がなければ退職したいと思います。」
とはっきり伝えてください。
無用なトラブルを避ける為、期日までに回答がない場合、その一か月後を退職希望日にするのが理想的です。
さらに言えば、退職月が四半期(3月末、6月末、9月末、12月末)になるようにすればベストです。
※顧客との契約が四半期毎に締結されている事が多い為
BESTトーク!
注意点
・大手企業や元請け企業で働いている人と同じくらいの給与が欲しいなら、それ以上の能力がないと無理だという事は忘れないようにしましょう。
休暇が取れない
有休が取れない場合は基本的に違法なので、取らせてもらえないなら労基に相談しますと伝えましょう。
エンドユーザや大手元請け企業は昨今の働き方改革などの考えもあり、有休消化について積極的に取り組んでいます。
にも関わらず、外注には取らせないというのは明らかに間違った考え方だと私は常々思っています。
自社に対し、有給を取ったぐらいで契約が切られる様な現場なら、そんな環境で働きたくないので、別の現場に異動させてくださいと伝えましょう。
それもダメなら退職するしかありませんが、この場合もそこから一か月後を目処に考えましょう。
会社には時季変更権があり、事業の正常な運営を妨げる場合において、使用者が従業員の有給取得の時季を変更する事が出来ます。
有休のとり方について詳しく知りたい人はこちらのサイトを参考にしてみてください。
(外部サイトです)
BESTトーク!
注意点
残業が多い
まずは自社に相談しましょう。今までの例と同じく、まずは残業の少ない現場への異動を申し出るのが一番です。
また、今の高稼働がいつまで続くのか(納期が終われば落ち着くのか、人が補充されるまでの限定的な話なのか)は確認しておくべきです。
残業については個人差があり、中には月10時間の残業で体力の限界ですと言う人もいれば、100時間やっても平気な人もいます。
ですので一概には言えませんが、知っておいた方がいいのは
「36協定」
です。これは会社と労働者の代表が、社員に何時間まで残業させていいかを取り決めたものになります。
今までは特別条項を設ければ36協定の時間に上限がなかったので、一か月120時間まで残業可といった取り決めをしているケースもありましたが、これからは過労死が認定されるライン以上の時間を設定することはできなくなっていくと思います。
気を付けなければいけないのは、36協定の時間をオーバーしたからといって即アウトではないという事です。
延長特例というものがあり、年間に6回を限度に延長していいことになっています。
こちらも外部サイトですが、詳しく知りたい方は読んでみてください。
難しい!めんどくさい!って人はこれだけ覚えておいてください。
月45時間以上の残業が年間7回あったら違反!
逆に言えば、世の中的にはこの範囲内の残業であれば過重労働ではないって事ですね。
ただ、問題はあなたが仕事を続けられるかどうかですから、そんな事は気にせず辛いなら辛いと伝えましょう。
BESTトーク!
注意点
将来性がない
現在の業務ではスキルが身につかず、将来が不安ということも多々あると思います。ここですぐに転職を考えるのは得策とは言えません。
まずは自社に相談し、他のプロジェクトに異動できないか相談してみましょう。計画的にローテーションできれば、転職のリスクを回避できます。
この時、話をズルズルと引き延ばされることが多いので、期限をしっかり確認することが大事です。
BESTトーク!
注意点
・育てるのも会社の責任という考え方も間違いではないと思いますが、そういう人を評価したり、欲しいと思う会社は転職市場には少ないです。
自分自身でも資格を取るなど努力を怠らないようにしましょう。
人間関係がうまくいっていない
この場合、相手に異動してもらうか、自分が異動するか二つの選択肢があると思います。
相手に問題があって、相談したら向こうの方が飛ばされたなんてことも過去にありました。そこまでいかなくても、相手側に注意が入って問題が解決したことは度々あります。
ですので、今までと同じくまずは自社に相談するようにしましょう。
BESTトーク!
※所属会社やお客さんが一番嫌なのは突発離任(ある日突然来なくなること)です。なので、心が病みそうという相談を持ち掛けるのは非常に効果的です。それで親身になってくれないような会社ならそれこそ退職した方がいいです。
注意点
実際の手順
さて、今まで書いてあった事はやりつくしたあなた、退職の覚悟が決まったあなた。
ここまでくれば円満退社はもう目の前です。
就業規則の確認
就業規則は社員が見れる場所に置いておかなければいけないという決まりがあります。それさえもされていなければ見せてもらうように伝えましょう。
ここで確認するのは退職の規定です。大体の場合、一か月以上前に申し出ると決まっている事が多いと思います。
一応法律では2週間前に伝えれば退職できる事になっていますが、IT業界は狭いので、揉めて辞めるのは得策ではありません。まずは円満退社を目指しましょう。
退職願の作成~提出
辞表は役員が書くものですので気を付けましょう。一般社員は退職になります。
書き方については以下のサイトが詳しいです。
まとめ
退職出来なくて困っている人の多くは気まずくて言えないとか、相談してもはぐらかされてしまうといったケースが多いと思います。
ここで紹介した例を参考にして、自社の担当者と話し合いをしてみてください。
どんな事でも期限を決めるという事が一番重要なポイントになりますので、これだけは忘れないようにしましょう。
伝え方の例
回答については○月○日までにください。
明確な回答がなければ交渉決裂と受け止めて、予定通り○月○日に退職します。
これを基本として覚えておきましょう。
私(管理人)の知人が起業しました!!※H30.10
次の三つを採用理念にしているとのことです
①契約単価の7割以上を社員に還元
②案件は自分で選べる
③現場を変わりたい場合、最短で翌月末には引き上げ調整
世の中にはあくどいSES企業が蔓延していますが、元をただせば給料が安いか職場環境が悪いかのどちらかに必ず行きつくので、その両方の心配がないってのはとても安心ですね。
やるな~
↑エンジニア不足で大変みたいなので、興味がある人はのぞいてみてやってください。入社即600万もらってる人もいるみたいなので、今なら年収大UPもありうるかも。