リーマンショック経験者が説明する絶対にフリーランスにならない方がいい理由

最近フリーランスがかなり話題になっていますが、本当に儲かっているのか?将来性はどうなのか?Twitterでフリーランスを推してくる人たちは全員金儲け目的なのか?などの点について考えてみました。

フリーランスは儲かってる?

結論から言うと、契約先のレイヤーで9割決まってきます。

エンドユーザか元請けと直接契約をしている

→儲かっている可能性大

エージェントを介して元請けと契約している

→儲かってない(サラリーマンと同レベル)

フリーランスの収入の仕組み

エンドユーザの予算が月額80万(140h-180h)の案件があったとします。

自分自身で営業をかけたり知人の紹介などで、エンドと直接契約が出来た場合そのまま80万が自分に入ってきます。

ではエージェントを介して元請けと契約した場合はどうでしょうか?

大体、元請けが2割、エージェントが2割マージンを抜くので、自分の手元に残るのは50万程度になります。

ちなみにフリーランスの50万はサラリーマンの30万くらいの価値しかありません。

フリーランスと言えば聞こえはいいですが、結局は個人商店ですから誰が守ってくれる訳でもない事も覚えておく必要があるでしょう。

フリーランスの将来性

顧客とは委託契約を締結する事になりますが、法律上では請負に当たります。

請負は誰の指示も受けず一人で完遂するのが原則で、そうでないものは偽装請負として罰せられる可能性があります。

即ち

今の能力で完遂出来る仕事しか出来ない=成長出来ない

という事です。

顧客も教育が必要なフリーランスと契約する理由は一つもありません(コンプライアンス違反ですし)

現在の給与に不満があって目先のお金を得たいならいいかもしれませんが、スキル面で将来にプラスになるような事はまずないでしょう。

安定性

今から10年前にリーマンショックが起きました。今の20代の人たちは経験していないと思いますが、IT業界にも深刻なダメージがあったのです。

各企業がIT投資をストップし、業界内から案件がなくなりました。作業量が減ったので人員は削減され、また単価も下げられてしまいました。

ここで皆さんに質問です。客がエンジニアを切る時どういった順番で切っていくと思いますか?かなりの人が、仕事が出来ないヤツが最初だと言うのだと思いますが、実際は全く違いました。

最初に切られたのはフリーランスです。

理由は違法性が高いからです。そもそも一人請負の状態ですので、企業として当然真っ先にそこから終了させていったのです。

元はITバブルによって引き起こされた人員不足(今と同じですね)が原因で仕方なく使っていたのがフリーランスなのです。

企業がフリーランスを最初に切る理由
・偽装請負の可能性がある
・情報漏洩などの事故の際、責任能力がゼロに近い
・企業が個人口座に入金するのは推奨されない

フリーランスを契約終了にしたあと、次に切られたのは派遣や準委任を問わず、日勤の運用をしていたエンジニアです。開発やインフラと比較すると専門性が低く所謂内製化の最初のターゲットになったからです。

ほぼ同じタイミングで開発系のエンジニアが次から次へと終了していきました。運用は止められませんが、開発は凍結する事が容易だからです。

新規の開発案件は当然ですが、改修などもかなりのプロジェクトでストップがかかってしまいました。

ちなみにこの時意外に生き残ったのが夜勤の人たちです。いくら内製化とは言ってもエンドのプロパーに夜勤をやらせるのはためらう企業が多かったからです。

フリーランスの社会保障

フリーランスは国民健康保険と国民年金に加入する事になりますが、サラリーマンが入る厚生年金や社会保険よりも、保障が低いのはご存知ですよね。

商店街で小さい個人商店をカツカツで経営してきた老夫婦が

「こんな年金じゃ生きていけない・・・」

と言っているのをテレビなどで見たことがある人もいるかもしれませんが、実際にどれぐらい違うのか、年金受給額から見ていきましょう。

平均 年金受給 月額

国民年金 5.5万

厚生年金 14.7万(男性平均は18万)

参考サイトhttps://seniorguide.jp/article/1001439.html 

20年間年金を受給した場合の差額は2,200万円です!

失業保険と傷病手当はもらえないよ!

失業保険という言葉はよく聞くと思いますが、これはサラリーマンが毎月払っている「雇用保険」から支給されます。

フリーランスは誰にも雇用されていないので支払わないでいい分、失業保険をもらう事も出来ないです。

失業保険は、最大330日間、お給料の60%程度をもらう事が出来ますので、あるとないとでは大きな違いがあります。

傷病手当って聞いた事ありますでしょうか?これは社会保険に加入していると、ケガや病気で働けなくなってもお金がもらえる制度です。これのいいところは会社からではなく、国から支払われるのでブラック企業だからもらえない、といった事が一切ない事です。

しかもお給料の2/3程度をなんと、最大1年半もらう事が出来るのです。

残念な事にフリーランスは社会保険には加入出来ませんので、事故や病気になってもこういった手当は全くもらえません。

仕事がなくなったらサラリーマンに戻ればいいんじゃないですか?

仰る通りですが、現実はそれほど甘くありません。

そもそも不景気で世の中に仕事がないんです。

数少ない求人に、ITバブルでいい気になった人たちが応募したところでほとんど受かりませんでした。

まず希望給与が高すぎ、要望(業務内容、残業、勤務地などなど)が多すぎて、採用しようという企業はほとんどなかったのです。

もちろん、1年も経てば意識も変わり、元フリーランスの人たちも仕事さえあればどんな事でもやります。と言うようになりましたが。

なぜ今フリーランスが多いのか

ネットの広告や、Twitterなどあちこちでフリーランスを褒めたたえる情報を目にしますよね?

これ99%は金儲けです。

・企業に人を紹介したらいくらもらえる

・アフィリエイトでフリーランスを登録させたら一人いくらもらえる

・自分のところで使いたい

・フリーランスの仲介業者

こういった人たちがあの手この手でフリーランスにさせようと画策しているんですね。(私もですが!)

フリーランスになった方がいい人

・エンドや元請けから直で仕事を受ける営業力がある

・仕事をしながら営業も出来る

・常駐ではない

・単価が80万以上ある

このどれかに当てはまる人はフリーランスになってもメリットがあると思います。

まとめ

フリーランスになる人は良く考えてからにしましょう。

極端に言えば、サラリーマンの時より増えた収入を全部貯金に回すくらいの気持ちがあれば安全かもしれません(それじゃなる意味ない!ってなりそうですが)

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▼SESあるある呟いています

私(管理人)の知人が起業しました!!※H30.10

次の三つを採用理念にしているとのことです

 

①契約単価の7割以上を社員に還元

②案件は自分で選べる

③現場を変わりたい場合、最短で翌月末には引き上げ調整

 

世の中にはあくどいSES企業が蔓延していますが、元をただせば給料が安いか職場環境が悪いかのどちらかに必ず行きつくので、その両方の心配がないってのはとても安心ですね。

やるな~

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